INTERVIEW 専門家の声

スキンケアでもっとも大切にしたいことや
今話題のオイル美容などについて、
美容専門家、子育て・マタニティ専門家として
活躍する2名のエキスパートにインタビューしました。

YUKIE
YASUMURA

美容講師 安村 侑笑さん

01 1本あるだけで色々使える、
ナチュラルなオイルを選びたい。

スキンケアの基本的な考え方は、簡単に言うと水分と油分の補給です。特に油分には、人間の肌と親和性が高い天然の植物性オイルを使用したものがおすすめ。できれば植物由来成分100%のものがいいと思います。化粧水後にオイルでフタをすることで水分が蒸散しにくくなりますし、お肌のやわらかさやうるおい感が持続します。また、植物性オイルはいろんな使い方ができるので、毎日のスキンケアだけでなく、マッサージ、ヘアケアなど幅広いケアに役立ちます。自宅に1本あるとすごく便利ですよ。

02 健やかな毎日が、
本当のきれいを連れてくる。

世の中にはきれいになるための方法があふれていますが、どんな美容も健康な心と体なしには成り立ちません。特に30、40代はホルモンバランスが乱れがちで、お肌にも変化が訪れる時期。ましてや仕事や家事に育児に…と、忙しい時期とも重なるので、心身ともに疲れがたまってしまうことも多いと思います。ただ忘れてほしくないのは、美容は最終目的なのではなく、あくまでも幸せになるきっかけだということです。ちゃんと食べて、ちゃんと寝て、楽しく笑って…そんな健やかな毎日の中に、自分に合ったスキンケアを上手に無理なく取り入れる。それが何よりの美容法であり、よりよい自分であるために一番大切なことだと思います。

CHISATO
KOYAMA

子育て・マタニティ専門家 小山 千里さん

01 ライフスタイルもお肌も、
がらりと変わる子育て期。

子育て期、特に産前産後は人生でいちばん女性ホルモンが揺れ動く時期。
お肌にも変化があらわれて、乾燥やかゆみが気になったり、肌荒れやハリ不足などに悩む人が多いんです。
とは言え、お子さまのお世話が最優先だから、自分のスキンケアタイムが確保できない。そんなお母さんがほとんどではないでしょうか。
お子さまの成長発達ももちろん大事だけれど、お母さん自身が満たされることもすごく大事。だから、母子で一緒に使えるオイルで幅広いケアをおすすめしています。

02 赤ちゃんにもお母さんにも、
シンプルで本当にいいものを。

赤ちゃんのお肌は刺激や摩擦に弱いので、オイルのなめらかなテクスチャーがぴったり。赤ちゃん・お子さまのスキンケアやベビーマッサージをする時はたっぷり手に取って、赤ちゃんと心地よく触れ合ってみてください。赤ちゃんが気持ちいいだけでなく、お母さんも「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されて、心がうんと穏やかになりますよ。
また、注目したいのはオイルの保湿力です。
赤ちゃんは水分を溜め込む皮膚の層がまだ薄いので、保湿ケアが欠かせません。
オイルなら濡れたお肌にもサッとなじんで浸透するので、お風呂上がりに親子で一緒にスキンケアできるのがうれしいですよね。後回しにしがちなお母さんのお肌も、時短でしっとりケアできますよ。

03 お母さんには一人の女性として、
いちばん笑っていてほしい。

私がベビーマッサージをおすすめしているのは、赤ちゃん期だけでなく成長してからもお母さんとの絆を感じてほしいから。
小学生になって親には言えない悩みが出てきても、何気ない会話をしながらいつものオイルマッサージをしてあげると心がやさしくほぐれていく。そんなお守りみたいなコミュニケーションを続けてほしいと思っています。
お母さんもそう。今は目の前の日常に精一杯だけれど、子育てが終わってからも人生はまだまだ続いていきます。その時に元気で笑っていられるように、子育てや仕事、家事で忙しい今だからこそ、自分にやさしくしてほしいなと思うんです。
ゆっくりで大丈夫。簡単なことからでも、心と体をいたわってあげてくださいね。